貰った「飴」を子供に食べさせていいのは何才から?
「飴は食べさせない!」というわが家の暗黙のルールがあります。
なぜかというと…
- ベタベタになる
- 喉に詰まらせる
この2つの理由で食べさせていません。
でも、子供向けの景品や飲食店で「飴」を頂く機会が多いこと!
3才くらいまでは貰った瞬間、親が預かるコトができますが、さすがに4才くらいになると「食べていい?」と聞いてきます。
結局、「家でね…」といって回収するも、記憶力が良くなってくるので「あのとき貰った飴を食べてもいい?」と聞いてくるように。
暗黙のルールが崩れた年齢をまとめました。
また、一般的に何才から「飴」を食べさせているのか、喉に詰まらせた時の対処方法、食べさせるときの注意点も紹介します。
子供の「飴」はいつからOK?
以前に【ピジョン】が行ったアンケート結果はこちら↓
- 2才:21%
- 3才:29%
- 4才:21%
- 5才:0%
- あげたことない:21%
- その他:7%
一番多いのが、3才です。
次に多いのが、2才、4才、あげたことないが同率。
印象としたら、虫歯や詰まらせるのが怖くて、なるべくあげない人が多いですね。
でも、3才ごろになると、幼稚園や保育園に通い出す時期。他の子が食べてるモノに興味津々です。
食べさせたくなかったものまで、セーブしにくくなる年齢。
また、2才でも結構いるのは、2人目以降かなと予測します。上の子はOKなのに下の子はダメっというのは難しいので、ついつい緩めになっちゃいますよね。(子育てあるある)
実際に筆者もそうなっちゃいました。
上の子は5才過ぎてから、下の子は3才で飴デビューです。
暗黙のルールが破られちゃいました。
飴をあげたくない理由は2つ!
甘くて美味しい「飴」。
子供のおやつに人気です。
ですが、子供には飴をあげたくない!と思っている親も多いですよね。
その理由は2つです。↓
- 虫歯になる
- 喉に詰まらせる
飴をなめる時、大きさにもよりますがだいたい5分〜10ほど。ずっと甘いモノが口に入っていると虫歯になりやすいと歯医者さんも言っています。(参考:やまぐち歯科)
もうひとつの理由が、重要なポイントです。
たかが飴なんですが、喉に詰まらせると窒息することも。
以前【餅は何才から?】でも紹介しましたが、子供の口に入る大きさは約3.9cmです。
ですが、喉の大きさは1cm以下。
家にある飴玉を測った所、だいたい2cmでした↓
徐々に小さくなりますが、詰まる可能性大。
また、1才〜4才の死因の第2位が不慮の事故です。(参考:消費者庁資料)
交通事故の次に窒息があげられるほど割合が多い。(交通事故とは僅差です。)
「飴玉」は子供に気軽にあげれるお菓子ではないですね。
飴玉を喉に詰まらせたときの対処方法
もしも…の時のための判断と対処方法です。
窒息したときの症状は?
飴玉を喉に詰まらせてしまったかも?となった場合、判断するのは子供の状態です。
- 喉を押さえる
- 声が出せない
- ゼーゼー呼吸が苦しそう
- 顔色が悪い
こんな症状があれば、飴が詰まっている可能性が高いです。
飴を出す前に、まずは救急車を呼びましょう。
応急処置はどうする?
救急車が到着するまでの時間は5分〜10分です。(参考:総務省消防庁)
子供が飴玉を詰まらせてから、3〜4分で顔が青紫色、5〜6分で呼吸が止まり、意識消失します。
その間にあなたが出来るコトは応急処置です。
やり方は3つあります。
①背部叩打法
背部叩打法とは、背中を叩くやり方です。
- 子供をうつ伏せにして、あごを持つ
- 胸とお腹を腕に乗せる
- 子供の頭を下げた状態で、背中の真ん中を手のひらで叩く
②胸部突き上げ法
- 子供の仰向けにする
- 自分の腕に子供の背中を乗せ、後頭部を支える
- 指2本で胸の真ん中を強く圧迫する
【背部叩打法】と【胸部突き上げ法】のやり方動画↓
子供の様子を見ながら、【背部叩打法】と【胸部突き上げ法】を交互に繰り返す。
③腹部突き上げ法(ハイムリック法)
このやり方は、1才以上の場合です。
- 子供を後ろから抱くように、お腹に腕を回す
- みぞおち下に拳を当てて、圧迫する
詳しいやり方は動画で↓
5才未満は「のど飴」は食べれない!
飴を食べていい年齢は決まっていませんが、のど飴に関してはちゃんとパッケージに記載されています。
対象年齢は6才以上です。5才未満は食べさせてはダメと書かれています。
その理由は、喉に詰まらせる危険があるから。
喉が痛いからとのど飴を食べさせてOKなのは小学生になってからです。
まとめ
結局、食べていい年齢に決まりなし。
ですが、歩きながら、遊びながら食べると、詰まらせる危険がある食べ物です。
また、虫歯のリスクもあるので、なるべくは食べさせないのが◎。
もし景品などで飴を貰った場合は、そっと回収する。
それでも食べたいと言ってきたら、親が見ている状態で座らせて食べさせましょう。
「飴玉はダメ!」と言うほど、魅力的なお菓子になります。(子供のストレスにも。)
基本的には買わないけど、5才を過ぎたらたまに食べさせてあげてもいいのかな…と思います。