夫婦喧嘩がイヤイヤ期に影響?2歳の子供に与えるダメージは大きい
イヤイヤ期の子どもが大泣きしたり、駄々をこねる。
これが一度なら我慢するけど、言うことを聞かないことに「イライラ」するママ。
その光景をみて「イライラ」するパパ。
子どもの「イライラ」がみんなに広がり、普段なら許せることでもケンカの原因になりますよね。
夫婦ケンカは子どもに悪い影響を与えるだけです。
そこで今回は、子育て中ならではのケンカの原因&乗り切るコツを紹介します。
イヤイヤ期ってなんだろう?
どうしてイヤイヤ期があるのだろうか?
一般的に『第一次反抗期』と言われ、自我の芽生えにより親からの自立の第一歩。
『第一反抗期』は、幼児の大脳皮質の未発達が原因で起きます。おおまかに言うと大脳皮質は感情や欲情・言葉をコントロールする場所。
2歳ごろの言葉が上手く言えないのは、まだ脳が完成されていないから当たり前。その上感情もうまくコントロールできないのだから、イヤイヤ言ってしまうのは当然ですね。
だから、子どもが成長していくにつれてイヤイヤ期はマシになってきます。
今が大変なのはもちろん分かりますが、ずっとイヤイヤ期が続くわけではないので温かい目で見守ってくださいね。
ママの体の変化が原因でケンカしやすい!
イヤイヤ期の子どもが楽しく遊んでいても急に泣き始めたり、ものを投げたり、服を着てくれなかったりと毎日相手するだけでも大変ですよね。
そんな中、パパにまでイライラされては行き場の無い感情が出てきて「イラッ」としてしまいます。
寛大に受け止めれないのには、理由があったのです。それは『ホルモン』が関係しています。
出産に伴う『ホルモン』の変化
もともと女性の体にはエストロゲンとプロゲストロンという女性ホルモンは出ていますが、生理に伴い変化しているもの。
妊娠と同時にエストロゲンとプロゲストロンが増え始めます。これらは胎盤を完成させたり、乳腺を発達し母乳を作る準備をしていきます。出産をピークに急激に減ってしまいます。
今まで出ていたホルモンがなくなることで、バランスが崩れ体調に影響が出てしまいます。産後の体は、約2年の年月をかけてゆっくり回復していきます。
イヤイヤ期が始まるのは早くて1歳前後。 産後の回復ができていない状態では、心身ともに不安定なのは仕方がないこと。
卒乳で『ホルモン』バランスが乱れてしまう
産後のホルモンバランスだけでなく、卒乳に伴い授乳で関わっていたオキシトシンとプロラクチンという女性ホルモンの分泌までもが減少します。
産後と卒乳により女性ホルモンの分泌が減り、ホルモンバランスは乱れっぱなし。
ホルモンバランスだけでなく、睡眠不足や子育てのストレスが「イライラ」を加速させてしまうんですね。
夫婦喧嘩はイヤイヤ期をひどくするだけ!
誰もが「ケンカはしたくない!」と思っているはず。
ママはホルモンバランスと子育て疲れ・寝不足が原因でケンカ。では、パパの原因はなんでしょうか?
パパの言い訳
- 毎日仕事が忙しくて疲れている
- 帰宅後も妻からは文句ばかり言われる
- 妻から望まれる育児レベルが高すぎる
などの主な言い訳が原因です。
「仕事疲れ」はお互い様。それは理由にしてほしくないのがママの本音です。
ただ、「帰宅後に文句を言われる」や「育児レベルが高すぎること」を気づかずにしていませんか?
これをしているとやり方が分からないパパの育児を苦手にさせるだけ。「仕事疲れ」で逃げたくなるのも納得です。
可愛い子どもの面倒をみてあげたいと思う気持ちは誰にでもあるはず。でもしたことが裏目にでれば、したくなくなります。(特に男性の心理上)
その結果、「仕事疲れ」を理由に非協力的な態度をとる結果に。
そうなっている場合は、 パパへの対応方法を変えてみることが乗り切るコツです。
夫婦ケンカが子供に悪影響になる!?
お互いイライラが積ったままだと、ちょっとしたことでもケンカに発展。子どもはケンカしている姿に恐怖を覚え、怯えてしまいます。
子どもにストレスを与え、異常な甘えたがりや乱暴になったりとイライラ期がひどくなるだけ。
また、ケンカでお互いを罵りあったりすると、困ったときは「パパやママみたいにすればいいんだ』」思ってしまいます。
ケンカは子どもにとって悪影響なので、ケンカする姿は子どもに見せないようにしましょう。仲良しの姿を見せて、なるべくはケンカしないように気をつけましょう。
どうしてもケンカになってしまう場合は、せめて子どもがいない時間か寝ている時間にしてくださいね。
家族だからこそ気遣いが大事!
まずは相手を思いやり会話してみよう
「あの時、何であー言っちゃったんだろう…」
と傷つけてしまうようなキツイ言い方をして後悔したことありますよね?
仕事や子育てで疲れているからと言って相手を傷つけていい訳ではありません。本音をいうのとキツイ言葉でいうのは違います。
イライラ期の子どもは機嫌の変動が大きく、まともに相手しているとイラッとしてしまうことがいっぱいあります。
手のかかる時期の子育てだから、協力するのが乗り切るコツです。
協力を得るためには、相手の立場に立って言葉を選ぶことは大切。もしイライラしているのなら、一呼吸してから伝えてみるのもいいですね。
一呼吸してもイライラが抑えられないなら、 一定の時間をあけて、改めて話するという方法は効果的。
「15分後に改めて話そう」と言い一旦席を離れ、気分転換できることをしましょう。そして約束の時間がきたら、そのことを改めて伝えに戻ります。
このときのポイントは、一人でいる間はそのことは考えないことがコツです。考えるとイライラするので、しっかり気分転換してから話してくださいね。
相手を認め褒め合い、やる気を育てよう
仕事も大変ですが、仕事で他人に評価して貰えますよね。(褒めて貰えない場合もありますが…)
その点、家事や子育てはやって当然となっていて褒めてくれる人がいません。
こんなにも毎日頑張っているのだから、褒めて欲しいですよね。
頑張ってしても褒めてくれなければやる気になりません。お互いが褒め合いことで、やる気を育てていきましょう。
褒め合うと言っても、「ありがとう」の一言で救われることがほとんどです。「ありがとう」をいっぱい言い合いましょう。
抱えすぎないで
相手の気持を優先しすぎてもストレスが溜まっります。
ストレスが溜まりすぎるといつかは限界がきて大変なことに…。
ママ友や家族(自分の母親や父親)・兄弟などにグチを聞いてもらったり、好きなことをしたり食べたりして発散できる方法をみつけていきましょう。
ちなみに、「私が頑張らないと」と思って子育てしているなら、次の記事も参考にしてみて下さい↓
▶関連:ワンオペ育児が続くと離婚の危機!今の気持を伝えることが鍵
我が家でもありました
我が家でも子どもの前でケンカしてしまい、イヤイヤ期がひどくなったことがありました。子どもは情緒不安定になり、さらにママっ子に。
子どもが気にくわないことがあり怒ると、両親の怒り方をまねをするようにもなりました。その姿をみて私たちは後悔し『子どもの前ではケンカしないようにする』と決めました。
次第に子どもの情緒不安定やママっ子はマシになり、怒り方もいつも通りなりました。ケンカしている姿は、子どもを不安にさせるだけです。
「ホルモンのせい」や「仕事が忙しい』」どの言い訳はやめましょう。相手は自分ではないので、思い通りには動きません。
(子どもも含め)人は思い通りに出来るわけがないと再認識することで、相手に求めることが減ります。
長年一緒に暮らすと、何となくわかることもありますが、100%理解するのは無理ですよね。ましてや子育てのことに対して「何も言わずにしてくれたらいいな」は絶対に無理みたいです(笑)
いずれ終わるイライラ期です。家族で上手に乗りこえていきましょう!
ちなみに、『イライラ期ならでは子どもの行動』で困ったなら、次の記事も参考にしてみて下さい↓