お正月の「お餅」は何歳の子供から?2歳児が詰まらせない対処法
年内もあと少しになってきました。
お正月といえばおせちとお雑煮。普段は食べなくてもお餅を食べる機会が増えてきますよね。
何でも食べれるようになる2歳の子ども。
「そろそろお餅を食べさせてもいいのかな?」「詰まらせないにはどう注意したらいいの?」など悩みがつきませんよね。
万が一詰まってしまったらと不安に思っている方必見です。子どものお餅について看護師の視点も含め詳しく紹介します。
お餅はやっぱり…というときの代用レシピもピックアップ。
素敵なお正月にしてくださいね。
おもちは何歳から食べていいの?
お餅はお年寄りから子どもまで大好きな食べ物。ただ、喉につまらせる危険があるお餅は、『何歳から食べていいの?』と疑問に思いますよね。
「何歳から食べてOK!」と決まっていれば分かりやすいのですが、 特にこの年齢という決まりがありません。
「お餅を食べさせようかな…」と一般的に思うのが、ちょうど2歳ごろ。
でも、注意するコトがあります。
毎年お餅を食べてお年寄りが亡くなるというニュースを見ますよね。
お年寄りだけでなく成人でも詰らせてしまうこともあるお餅。子供も例外ではありません。
せっかく楽しい時間が、不注意によってイヤな思い出になることも…。
後悔が残らないように、対応しましょう!
2歳くらいからお餅に興味が出る
0歳と1歳のときは、大人がお餅を食べてても、見てるだけでそこまで関心はありません。でも、2歳すぎると『大人と一緒のことがしたい』という気持ちが強くなります。
3歳くらいになれば聞き分け&我慢ができるようになりますが、2歳ではまだ我慢ができないことも。自分用に用意されたものより、大人のものが気になるのが2歳の子どもの特徴。
大人が食べてる知らないモノをみると、「なにそれ?ちょーだい!」と目をキラキラと輝かせながらせがむほど。
お正月で初めてみる「お雑煮」に興味津津になるはずです。
最初からダメと言ってもムリなのはわかっていることなので、 2歳でも食べれるように対策して楽しいお正月にしてくださいね。
2歳のおもちの食べ方で注意するポイントは6つ!
- 小さく切る
- しっかり水分をとる
- よく噛む
- 走りながら食べない
- 黙って食べる
- 目を離さない
1つ目の「小さく切る」ことは、大体予想がつきますよね。
では、どれくらいの大きさに切れば、2歳の子どもが安全に食べれるかはご存知でしょうか?
一般的に『1㎝』以下です。※子どもの成長にも多少変化あり
普段の食事では、口に入れた食べ物を歯でしっかり噛み砕いて飲み込んでいます。
1㎝以上の大きさの食べ物でも、「もぐもぐ、カミカミ」とすれば、喉を通って食道に入るときには1㎝以下の大きさになります。
詰まらずに食べるには、しっかり噛むことが大事なのは分かりますよね。
常識なんですが、それでも詰まらせちゃうのには餅にも原因があったんです。
お餅って、しっかり噛んでも噛み切れないコト。
子どもの口に入る大きさは、約3.9㎝。でも喉から食道を通る大きさは1㎝。口に入れば大丈夫というわけではないことに気づきますよね?
以前ニュースでビックリしたことがあります。早食い競争中、成人男性がおにぎりを詰まらせて亡くなりました。
まず驚きなのが、成人男性でたしか20代だったはず。まだ若い人がなぜか?
原因は2つあります。
口に入るからといってバクバクおにぎりを入れたこと。もう一つは、水が用意されていたにも関わらず、早さを優先し水分を一切摂らなかったこと。
詰まらせないためには、水分も大切な要因です。
話を戻しますが、よく噛むことはお餅を小さくするだけではありません。噛むことで唾液が出て、飲み込むのを助ける役割をします。
2歳の子どもだと、まだしっかり噛んでくれないですが「モグモグとしっかり噛もうね」と前もって伝えながら食べてくださいね。
そして、お正月あるあるですが、
親戚や家族など、大勢集まる場では、誰かが見てるから…という安心があるんですよね。
結局誰も見てなくて、事故が起きることも…。
気心知れた仲であっても、責任は親であるあなたがとるべきです。
お餅だけでなく、食事中は『走ったり遊んだり』は危険な行為。
大勢集まるお正月は子供も嬉しく興奮気味です。他の子供が遊んでいれば、食事でもつい遊んでしまうこともあります。
お餅を口に入れたあとは、飲み込むまでは油断は禁物です。走ってコケたときに詰まるかもしれないし、おしゃべりしてしまうと気管に入りやすくなります。
親の責任として、絶対目は離さないようにしてくださいね。
お餅を食べるときは、お餅に集中すること。食べている間は大人がそばで見守ってあげましょう。
お餅と同様、「節分の豆」も2歳の子供には危険な食べ物です。
2歳の子供と一緒に節分を楽しむ方法を紹介しています。気になる方はこちらの記事もチェックして下さいね↓
▶関連:2歳の子供にはまだ早い!「節分の豆まき」は何歳から食べてOK?
我が家場合:2歳児のおもち対策はコレ!
昔は自分で小さくカットしないとなかったお餅が、最近は切り込みがあったりスライスされていたりと様々な商品があり便利ですよね。
子どもにおすすめのお餅は、しゃぶしゃぶ用のスライス餅。
もともと薄いので切らなくても‥と思いますが、初めて食べるお餅なので安全第一に一口サイズに切って使います。調理時間も短時間で済むし、子どもに食べさせやすいのも◎。
焼き餅は硬く飲み込みにくいので、3歳ごろにチャンジしました。2歳の子どもには、ぜんざいやお雑煮などの汁物と一緒にお餅を食べました。
でも、やっぱり怖いという人は、お餅の代わりのレシピがおすすめ!
やっぱり2歳にはまだ早い!餅の代わりにおすすめレシピ3選
「ずっと見守るなんて出来ない。」
「何かあったら怖い…。」
という場合は、代用レシピがおすすめです。
ごはん団子で雑炊!
引用:https://cookpad.com/recipe/1663599
白米を使った代用レシピです。
秋田のご当地グルメ「きりたんぽ」や五平餅のようにすりこぎで潰す方法。あとは、団子状にまるめて雑煮に入れれば出来上がりです。
子供と一緒に作れるので、特別感も出て子供も喜んで食べてくれますね。
一緒にお雑煮を食べるという気持ちを汲んだメニューです。
豆腐でヘルシー
引用:https://cookpad.com/recipe/2449847
続いては、お餅の代わりに小麦粉と豆腐を使ったレシピです。
モチモチっとした食感が美味しい。
タンパク質も取れるので、栄養的にも良いですね。
「里芋」をお餅の代用品に!
引用:https://cookpad.com/recipe/290198
最後は、冬のお野菜「里芋」を使ったレシピです。
焼き餅を食べさせたいけど…というときにおすすめ!きな粉や磯辺風などのアレンジなどバリエーション豊かなのも魅力ですね。
今年のお正月には、是非とも家族みんなでお雑煮を楽しんでくださいね。
ちなみに、『家族みんな』でゆっくり楽しみたいなら、次の記事を参考にしてみてください↓