おしゃれだけで選んでない?2歳の子供の「靴選び」のコツ4つ
2歳の子供の靴はどうやって買っていますか?
最近は、通販やネットでも買える時代。お店にいって、サイズを確認しながら買う人は減りました。
ただ、子供の足の成長は、大人と違って半年ペース。ちょっと前に買った靴と同じサイズでも小さくなっているコトもあります。
サイズに合っていないと、ジャンプや走りが苦手、O脚、扁平足などの原因に。だからこそ、しっかりサイズを選ぶ必要があるんです!
そこで今回は、2歳の子供の靴の選び方を紹介します。
自分で選ぶときの参考にどうぞ!
2歳の靴選びのコツは「子供の足の特徴を知るコト」
子供の足を見て下さい。
どうです?大人との違い分かりますか?
子どもの足の特長は3つあります。
- 土踏まずが未完成
- 骨が柔らかく軟骨のような状態
- 足の成長が早い
どれも見た目では分からない内容でした…!
『土踏まず』が未完成って?
そもそも「土踏まず」の存在を知らない人が増えています。
土踏まずはココ↓
体のバランスを支える役割があります。
歩く走るジャンプするときの弾みをつけたり、衝撃を和らげてくれるとても大切な足のアーチです。
子どもの土踏まずは、3歳ごろから形成され始めます。大人のようなアーチに近づくのは7歳ごろです。
だから、2歳の子供はまだ未完成。
つまり、ココをサポートしてくれる靴を選ぶのが大切ってコトです。
『子どもの足の骨』は柔らかい
2歳くらいの子どもの骨は、未完成です。
子供の足は、プニョプニョしていて気持ちいいですよね。
骨組みができていても軟骨のように柔らかいのが特徴。骨が完成するのは18歳ごろ。かなり長い年月が必要なんですね。
子どもの足の骨の中で、かかとも大事な骨です。かかと部分の骨も、2歳の子どもは未完成です。1歳ごろは4つの骨で形成され、4歳ごろでようやく大人と同じ7つの骨で形成されます。
骨組みができていない2歳児。しっかりサポートできる靴を選ぼう!
こんなにも早いんだ!『子供の足の成長』
大人になれば、サイズが変わることはありません。
ちなみに私は23cmです。
むくんでいる時に、ちょっときつくなる程度。靴を買う時に朝と夜ではサイズが異なると聞いたことがあるはず。それは、むくみが原因です。
ちょっと話が逸れましたが、大人になれば足が大きくなることはほぼなし。
でも、子どもは日々成長しています。
特に 3歳くらいまでの子どもの足は、非常に早いペースで成長します。
個人差はありますが、1歳〜2歳半くらいまでは半年に約1㎝。それ以降は、半年に0.5㎝のペースで大きくなります。
子供が合わない靴をはくとダメな理由
もうお分かりですよね?
合わない靴は、子供の足の成長を邪魔する行為です。
未発達の「土踏まず」の成長をジャマするので、走ったり、ジャンプが下手な子供に。
本当は靴のせいなのに、「運動音痴」と勘違いする原因になります。
そうさせないためにも合った靴を選んであげるのが親の役目ですね。
あと、骨の柔らかさが厄介です。
骨が柔らかいからこそ、合わない靴でもフィット。変形させる原因になるのに、気づかないまま履かせてしまっているケースも多々あります。
買ったばかりでもサイズが合わなくなれば履かせないでくださいね。もったいないですが、その気持をグッと抑えましょう。
2歳児の靴の選び方は、4ステップ!
ステップ1「つま先」
まず抑えたいのは、つま先です。
つま先部分がゆとりを持たせること。それは、裸足と同様に土踏まずの形成を促す効果があります。(冬でも裸足推奨する保育園や幼稚園があるくらい…)
ベストなゆとりは、0.7〜1cmです。
0.5㎝以下だと小さすぎ、1.5㎝以上だと大きすぎです。
ステップ2「靴底」
「ぺたんこ靴」を履いたことありますか?
靴底が平べったくて歩く、走りやすいので妊娠中、子育て中に人気の靴です。ただ、長時間歩くと足が痛くなるのがネックなんですよね…。
その原因は、靴底です。
靴底が薄いので、地面の衝撃がダイレクトに伝わります。
つまり、地面の衝撃を和らげるには適度な厚さが必要です。
だからといって厚底にするのはNG。厚すぎると固くなり、蹴り出しが上手く出来なくなります。
ステップ3「かかと」
2歳の子供のかかとはまだ未発達。
かかとにフィットしない靴を履くと、最近増えているO脚・X脚・扁平足の原因になります。
しっかりかかとをサポートできる靴を選ぶのが大切ですね。
ステップ4「甲の高さ」
靴の甲が緩いと歩きにくい、走りにくさを感じますよね。
足のサイズにフィットした靴でも、甲で台無しに。
甲をしっかり締めるコトで自然な歩行ができます。
甲を締める方法は2パターン。紐とマジックテープです。
2歳の子供では、手軽に調節できるマジックテープが◎。「ちょっときつめかも…」と思うくらいしっかり固定して下さいね。
2歳の子供におすすめの靴は?
子供の靴選びが大切なコトは分かったはず。
じゃあ、どこの靴がおすすめ?と気になりますよね。
2歳児の人気のスニーカーブランドは次の5つ!
わが家の息子2人が愛用しているのは、ニューバランスです。(次男のファーストシューズはアシックスでしたが…)
疲れにくいのがお気に入り。
ナイキやコンバースはどちらかというとおしゃれ寄りな気がして選んでいません。
子供の靴は何足持っている?
子供の靴といっても、先ほど紹介したブランドの靴は1足5千円くらい。
しかも半年でダメになるので、ホイホイと買うことができません。
わが家の息子たちはスニーカーは1足のみ。あとは、ブーツと長靴、サンダルを持っているだけです。洗いたい時や、雨でグチョグチョになった時は困りますね。
また、保育園によっては2足必要な場合も。
サイズに合った靴選びを…というけど、コスト的に難しいですよね。
靴のプレゼントは微妙
孫や姪っ子、甥っ子に靴をプレゼントしたい!
普段使うものだから、本当は嬉しいプレゼントです。でも、サイズが問題。
今履いているサイズを聞いて、1サイズの靴をプレゼントするのはNGです。
13cmでもブランドによって微妙にサイズが異なるのと、同じブランドでも靴の種類で合わないことも…。
だから、事前に買うのはやめて下さい。それでもプレゼントしたい場合は、一緒に買いにいくか、ABCマートのギフト券をプレゼントしましょう。
実際に靴をはいてみよう!
靴選びの要点を押さえるためにも、履かせずに買うのはNGです。
大人でもいつも通りのサイズを買っても実際はいてみるとキツめだったり小さすぎたりありませんか?
子ども靴もブランドによって大きさが異なります。しっかり子どもの足に合わせて靴選びしてくださいね。
フィッティングでのチェック方法は2つ
①立った状態でチェックする4つのこと
- つま先にゆとりがあるか
- 足の周りが余裕がありすぎたりなさすぎたりしていないか
- かかとが合っているか
- 甲全体がフィットしているか
②歩いた状態でチェックする3つのこと
- 歩き方が不自然ではないか
- かかとがぶかぶかではないか
- 痛いところはないか
2つの状態でチェックし問題なければOK。
子どもの成長は早いので、こまめに靴をはいている状態をチェックしましょう。
「まだ大丈夫かな…」は黄色信号です。子供のために新しい靴を買うのがおすすめ!中敷きが外せるものだとわかりやすい
実際に子どもに履かせても、「これ合ってるのかな…」と迷うコトありますよね。
近くにスタッフがいれば声を掛ければいいけど、不在だったり、対応中の事も。
そんなときは、中敷きだけを取り外し、子供の足に合わせる方法です。
これでピッタリサイズだと、小さすぎる靴。もう1サイズ大きめの靴で合わせて下さいね。
靴を履くとき、意外とやってる!
靴を履くとき、つま先で『トントン』してしまいませんか?
『トントン』してしまうと、かかとに空きスペース・つま先が詰ってしまう原因に。せっかく足に合う靴を買っても、台無しにしてしまう習慣です。
『トントン』ではなくかかとをしっかり固定することで、靴の中で足が動かないようするために大事なこと。かかとを合わせるように気をつけましょう。
最後に(まとめ)
今回一番伝えたいことは、『靴選びはデザインを優先しないでほしい』ということ。
可愛い靴・カッコいい靴をはかせたい気持ちも分かります。大人であれば我慢も出来ます。でも子どもは足の柔らかくどんな靴も履けちゃいます。
しっかり親が管理してあげないと変形につながってしまうので、注意しましょう。子どもの足に合ったものを最優先することが第一です。その中でオシャレを楽しんでくださいね。
「子どもが歩いてくれない」と悩んでいませんか?解決するコツは次の記事を参考にしてください↓