朝の体温が37.5度だった…!どうしても保育園を休めない時の対処法
保育園に行く前の毎朝の体温測定。
測ると37.5度で、「保育園は休ませないとダメかな‥」と迷いますよね。
大人であれば、37度を超えると体がだるくなることも。でも、子どもの体温はもともと高めなので、大人と違い37度を超えてもケロッと元気な時もありますよね。
だから、休まないとダメと迷うところ。
今日は絶対に休めないのに…という時の対応方法を紹介します。
どうして子供の体温は高め?
大人よりも子供の体温のほうが高めだと知っている人も多いですよね。
では、どうして違うのか知っていますか?
熱を測るとき体温計を脇に入れますよね。測定すると、
- 大人は36℃前後
- 子どもは37℃前後
大人と子どもの差は1℃近く。でも、体の中心部分で測定すると…
体の中心部分の体温(深部体温)は、 大人も子どもも同じで38℃くらい。
へぇ〜そうなんだ。じゃあ、なんで脇で測ると差が出るんでしょうか。
その理由は3つあります。
- 大人と子どもの皮膚の薄さ
- 体温調節が未熟なため
- 子どもは新陳代謝がいい
子供の肌を触ったら分かりますが、きめ細かくて柔らかい。それは大人よりも子供の皮膚が1/2の薄さだからです。
子どもは新陳代謝がよくエネルギーがたくさん作られています。体温調節が未熟なため、汗をかいても熱を逃がすことがうまくできません。
- 気温
- 冷暖房
- 衣類の着せすぎ
上記のようなことで、体温が上がったり下がったりと影響されてしまいます。
年齢とともに体温調節がうまく出来るようになりますが、2歳児ではまだまだ未熟です。
どのタイミングで測ってる?
大人も子どもも一日ずっと同じ体温ではありません。
- 行動
- 感情
- 食事
などによって変化します。
明け方が一番低く、昼間にかけて体温も上昇していきます。
一日の中で、最も高いときと低いときの差は何度くらいかご存知ですか?
だいたい0.5〜1度違います。だから、一日の中で一番活動しているタイミングで測れば、37℃後半でも平熱ということ。
元気なのに37.5度もある…という時は、朝ごはんや泣いた後ではありませんか?
最も低い体温にしたいなら、寝起きに測るのが一番ベストですね。
体温を測る場所
あなたは、体温をどの場所で測りますか?
- ワキ
- 耳
- 皮膚温(おでこなど)
- 口の中
- お尻の中(直腸)
ワキで測定する人が多く、口の中やお尻で測定する人はあまりいないですよね。
最近は、簡単に数秒で測定できる「耳で測定する体温計」も人気です。
測る場所によって体温の違いがある
体の中心部分の体温を測るには、お尻の中で測ることが適しています。
しかし、お尻から測るのは、時間がかかったり衛生面でかなり抵抗があります。お尻の中(直腸)用の体温計は一般のスーパーなどでは売られているか微妙ですし‥。
耳・ワキで測定では、低すぎたり・高すぎたりと誤差がでてしまうこともあります。深部体温との誤差は1℃前後ありますが、測定方法を正確にできれば問題ありません。
手軽さで言えば、お尻の中よりワキ・耳・皮膚温での測定方法です。
なぜ誤差がでやすいのか?
耳の体温計は、鼓膜で測定しているため鼓膜にあたっていないと正確に測れません。数秒で測定できても、ちゃんと鼓膜に当てれば正確な体温が測定できます。
ワキで測定するときのポイントは3つ!
- 汗をかいていればしっかり拭き取る
- ワキの下から体温計をはさみ、ワキの中心部分に銀色部分をあてる
- 体温計を密着させるため腕をワキに押さえる
皮膚温は、外気温度に左右される場所は不向きです。服で覆われている胸元は外気温度に左右されにくいのでオススメです。
熱以外で見るポイント3つ!
元々体温が高めの子ども。
ただ、明け方が一番体温が低く日中にかけて体温が上昇していきます。体温が一番高いときで37.5度前後です。
朝の体温が37.5度となっても、それが発熱と断定はできません。
ただそれがいつもではない場合は、熱以外で子どもの状態を把握しましょう。
- 食欲がない
- 元気がない
- ぐったりしている
- いつも以上に甘えてくる
- 機嫌が悪い
上記に当てはまることが一つでもあるとき
いつもより体調がよくないサインです。
早ければ午前中、遅くとも昼寝のあと発熱する可能性が高く、保育園から連絡がきてしまうかも。
可能であれば休ませたり、連絡があっても良いような状況にしておきましょう。
上記に全く当てはまらないとき
泣いていたり・食事・脱水・走り回って遊んでいたなどの影響で一時的に高く出てしまった可能性があります。子どもの様子をみていきましょう。
素早く測れる体温計は予測で測定している
体温計には2つの測定方法があります。
- 実測式体温計
- 予測式体温計
実測式体温計は、10分近くかかります。可能であれば予測式より実測式で測定できればいいのですが、10分間は長いですよね。
子どもはじっと出来ないので、測定中に体温計を外したりズレてしまうことがほとんど。エラーになれば再度測り直し。朝は忙しく少しの時間も貴重。体温測定に10分間の時間を使えません。
そうなると、予測式体温計を上手に活用するしかありません。
15秒や20秒で測定できる体温計は、予測で測定しています。予測式体温計の魅力は短時間で測定できる手軽さ。1分以内であれば、かろうじて子どもを固定出来る時間ですよね。
ただ誤差が生じやすいので、「あれ?体を触っても熱くないのに熱あるの?」と思えば、もう一度測定してみてください。たまに平熱に戻ることもあります。それでも37.5度以上ある場合は日中様子を見ていきましょう。
最後に
大人と違い子どもの高熱は、意外にケロッとしていることが多いです。
それは、子どもの体温調整が未熟なため、高熱になりやすいことが原因。
子どもの体温がいつもよりも高めの37度代でも慌てないことが大事です。
大人よりも子どもは体内水分量が多く脱水になりやすい特徴があります。ただ単に水分が足りていなくて一時的に37度代の可能性も大。
夏だけでなく冬でも乾燥している分、脱水なりやすいので注意が必要です。
また鼻が詰まっていると口で呼吸するので、水分が逃げやすく脱水になりやすい状態。こまめに水分を摂り子どもの様子を見守りましょう。
保育園対策
活動や食事により体温は上昇するので、体温測定のタイミングはできれば起床時すぐにしましょう。
万が一、37.5度以上であってもしっかり水分を摂れば外出するまでに体温が下がることもあります。
ただし、38度超えるようであれば風邪などの影響で熱が出ています。保育園は休みゆっくり休養してくださいね。
何度測定しても37.5度の場合、熱以外の症状がなければ預けてもいいと思います。
ただ施設によっては37.5℃以上は休ませなければならないこともあるので、出掛けるギリギリまでしっかり水分を摂って対策してくださいね。
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