2歳の子供にはまだ早い!「節分の豆まき」は何歳から食べてOK?
「鬼は〜外!福は〜内!」と豆まきを楽しむ節分。イベント事は、子供と一緒に楽しみたいですよね。
豆まきの後は、年齢分(+1つ)の豆を食べるのも行事の一貫。なんですが、豆は結構硬いもの。2歳の子供は食べていいの?という疑問もあるはずです。
そこで今回は、節分の豆は何歳からOKなのか…を紹介します。
意外と知らない「節分・豆まきの由来」
そもそも節分って何のためのイベントかご存知でしょうか?
「節分」は、季節を分けるという意味があり、旧暦の大晦日にあたります。新しい年の無病息災・福が訪れるコトを願い豆まきをします。
豆をまくようなったのは、色んな諸説が存在。
その中でも有名なのが、
七福神の一人・毘沙門天の伝えたことです。(中国からの言い伝え)
鬼が出てきて困っていた人々に、鬼に豆を投げて追い払うようにアドバイスした事が始まり。今では、邪気を追い払い、家に福を招く願いを込めて豆まきしていますよね。
豆を食べるのはどうして?
豆まきが終わったら、年の数+1つの豆を食べますよね。
この理由は、豆には魔除けの力があると言われています。「魔目」「魔滅」と語呂合わせで、魔物の目に豆を投げ、滅ぼす行為。
また、マメに働くという意味もあります。
1年の健康を願い、豆を食べるのが風習になりました。
節分の豆は、2歳の子供には硬すぎる?
そろそろ本題に戻りますね。
節分の豆=大豆なんですが、一般的に売られているのは炒った大豆です。
2歳の子供には結構硬いので、「どうしよう…」と悩む人も多いはず。
2歳の子供の歯は、前歯と奥歯、乳犬歯が生えてくる頃。2歳半になれば、奥歯も生えて、乳歯全部が揃います。
歯が十分に揃っていない状態で、硬い豆を食べるのは危険です。
危険と判断した理由は、豆を飲み込もうと思って気管に入る事故。多くは未就学児が起こしています。
目を離した瞬間、豆を詰まらせて…というケースがほとんど。
全部の歯が揃う3歳までは豆は避けましょう。(※地域によっては大豆ではなくピーナッツを使用します。大豆と同様、ピーナッツも危険です。)
3歳過ぎても、ふざけて食べるのは事故の元。投げて食べて見たり、鼻に突っ込むので、大人が見ている間に食べるようにして下さいね。
万が一 詰まらせた場合、こちらの対応を!⇒【日本小児呼吸器学会の対応方法】
豆の代用は何でする?
子供にとったら豆まきは楽しくても、大人には片付けが…とイヤなもの。
豆単体では投げずに、個包装になったモノや、落花生を投げるご家庭も多いですよね。
ただその場合は、その後の食べる行為があります。
2歳の子供は大人のマネが得意。自分も同じようにしないと、癇癪を起こしたり、機嫌が悪くなることも…。
ですので、はじめから豆は使わない方法が得策です。
2歳の子供におすすめ「豆の代用品」は次の3つ。
- ラムネ菓子
- 新聞紙
- ボール
まずは食べ物編です。
個包装されたお菓子の中で2歳の子供でも食べれるモノといえば「ラムネ」。一つひとつパッケージされたお菓子なので、投げてもOKです。掃除が…という心配もありませんね。
豆まきの後に、年齢+1個のラムネを食べることも可能。
次は、豆に見立てたアイデアです。新聞紙を丸めたものや、ボールを使った方法。
最近は、豆まきをしない保育園も多くあります。(※アレルギーの子どもに配慮して…)
せめて家では豆まきはさせてあげたい。ということで、新聞紙やボールを使って豆まきしましょう。
子供のテンションが上がること間違いなし!
【まとめ】節分の豆は何歳からOK?
では、最後におさらいです。
節分の豆は誤嚥の危険があるので、2歳の子供はNG。
食べてOKなのは、3歳以上です。ただし、大人が見ている状態(※座って食べるのが条件)。
2歳の子供には、豆の代わりにラムネや新聞紙、ボールを使って豆まきをしましょう。
我が子たちには、ラムネを使っていました。「豆をまく」という疑似体験をしてほしかったので…。(本音は、豆まきの後の食べる楽しみも味わって欲しかった)
2歳のお子さんと節分を楽しんで下さいね。