子供のインフルエンザが親に移り、家族全滅になった時の原因はコレ!
だんだんと寒くなってきましたね。
この頃の恐怖といえば「インフルエンザ」です。
予防接種をしていても毎年罹るわが家の子供たち。子供から親へと移り、家族全滅になった事があります。
後から考えると、あれが…と思い当たる節があったんです。
その時の反省点をまとめました。
予防接種してもインフルエンザに罹る!
まず間違っている人が多いのが、予防接種の認識です。
予防接種をする=インフルに罹らない。そう思っていませんか?
インフルエンザの予防接種は、症状を軽くしたり、重症化を抑えるのが目的です。
予防接種をしたから一安心ではありません。
実際にわが家の子供は毎年予防接種をしているにも関わらず、保育園や小学校でインフルエンザを貰ってきます。
微熱でもインフルの可能性もある!
インフルエンザに罹ると、喉の痛み・鼻水・高熱・咳などの症状があります。風邪と変わらない‥のが怖いところ。
インフルエンザと風邪の違いは、急激な高熱と全身のだるさです。冬にこれらの症状があれば、インフルエンザの可能性が高くなり疑ったほうが◎。
しかし、上記の症状が出ずにただの風邪だと思っていたらインフルエンザにかかってしまっていることもあります。
なぜかは‥「予防接種のおかげ」。
前述で言いましたが、予防接種は症状を軽くするのが狙いです。
だから、高熱にはならないけど、インフルに罹患。よくあるパターンではないですが、稀にあるのでこの時期はインフルエンザに警戒したほうがいいですね。
病院に行くタイミングで失敗!
子供の周りでインフルが流行っていて、高熱や鼻水、咳などの症状がある。
早く病院へ行かないと…と思いますが、それは間違いです。
ちょっと込み入った話なんですが…
インフルエンザと診断するには検査キットを使います。
「インフルエンザの可能性があるので、検査しておきましょう」と先生に言われたら、鼻の奥まで綿棒を入れてこちょこちょ〜とするアレ。
その検査が厄介なんです。
一定量のウィルスの量を超えれば陽性、以下なら陰性と判断します。
インフルエンザになったばかりだと、身体の中のウィルス量が少なく、インフルなのに検査しても陰性という人がいるのは、タイミングが早いからです。
筆者は一応看護師なので、この事は知っています。(クリニックの勤務経験もあり)
だから、子ども達がインフルっぽい場合は、半日以上は様子をみてから病院へ行くのが定番です。(インフルの体内増殖スピードは、スーパーカー並。8時間で100倍に増殖します。)
その甲斐あって、子どもたちはちゃんと陽性がでるのに、私だけは陰性。
子供と同じ症状なのでインフルなのは確実なのに、インフルだと診断されない苦い経験を毎回しています。
「家族全滅」になったのはコレが原因!その対策方法
本当恥ずかしいのですが、医療者であるにも関わらず毎年子供から親に移るインフルエンザ。
なぜそうなるのか…大体分かっています。
まず抑えたいのがインフルエンザの保菌日数です。
保育園や小学校の場合、発症してから5日or解熱後3日で行ってOKのですよね。
その理由は、ウィルスの排出です。
インフルエンザに罹ったら、体の中でウィルスが増殖。鼻や喉からウィルスを排出します。それが発症後3〜7日間です。
あれ?と思った人もいるかもしれませんが、小学校や保育園の日数との違い。
元気になった!と思って学校に行っても、実はまだインフルエンザは排出している可能性もあります。
これは家でも同じ。
油断したときこそ、危険なんです。
ただ、子から私に移るパターンは結構早め。後々感染するのは夫です。
じゃあ、私が移る原因は何か…。それは明白で、看病中です。
毎回のパターンですが、40度を超える熱。普段は子供と寝室は別なんですが、しんどそうにしている子供一人で寝かせるのは心配…と思い、一緒に寝るのが間違いです。
そもそもインフルエンザが移るのは、飛沫感染と接触感染。
- 飛沫感染:感染者がくしゃみ咳をすることで空気中にウィルスをとばし、それを他の人が吸うことでうつること
- 接触感染:インフルエンザウィルスがついた手でドアノブやスイッチなどを触り、他の人が触り鼻や目・口などの粘膜からうつること
感染者から2mほど離れていてもくしゃみや咳をすることで、遠くまでウィルスをとばします。人のくしゃみは8メートル以上つばをばらまくことになるので、離れているからといっても油断は禁物です。
だから、家族で感染者が出た場合は、部屋を分けることは予防につながり大切です。
子供に触れたらアルコール消毒しているにも関わらず、移るのはやっぱり距離が近すぎるんでしょうね。(マスクも着用しています)
ようやく全滅を予防できた!
子供が2歳の時から毎年罹るインフルエンザ。
5歳になり、40度でも一人寝できました。そうしたら親に移ることはなし。
たったそれだけです。後はいつもと変わらない対応。
やっぱり寝ている時に、マスクがズレているのが原因だったのかな…と思います。
全滅すると、食事が本当に困ります。
子供が元気になった時が親たちのピーク。自分たちで何とかして…とも言えず、辛い中過ごさなくてはなりません。
だから、そうなる前の予防は大切です。
ある程度の距離と、元気になった後も油断しない。それに尽きます。
毎年インフルになっている子どもたち。他のインフルエンザのエピソードはこちらです↓