あなたの子育ては「甘やかし」と「甘えさせる」のどっち?
「あなたの子育ては甘やかし?」それとも「甘えさせているだけ?」
これは微妙なライン。
出来ていない人は多いですよね。
子供に「甘えさせる」ことはいいですが、「甘やかし」することは自己中心的な子どもになるだけ。
甘えん坊の男の子は甘やかした結果それとも甘えさせているだけ?
等、分かりやすくまとめました。
「甘やかす」=子どもの言いなり
国語辞書で調べると…
『厳しくしつけしないで、わがままにさせておく』
となっています。
私がイメージする『甘やかす』は、おじいちゃん・おばあちゃんが孫と接するときかな‥と思います。
おじいちゃん・おばあちゃんにとって孫が可愛い存在。いろんなことをしてあげたい気持ちで孫と関わるので、しつけの面ではそこまで関与してくれません。(どちらかというと孫の味方)
孫が喜ぶことだけするので、孫のいいなりになってしまっているケースが多いのが特徴。
つまり、子どもの要求(感情だけでなく物なども)をそのまま受け止め実行するのが「甘やかす」です。
ちなみに、甘やかしが原因で子どもの肥満が増えています。ぽっちゃり体型かも‥と思ったら、次の記事を参考にしてくださいね↓
▶関連:2歳の子供がぽっちゃり体型かも!?『デブ』にならない対策
「甘えさせる」=愛情を感じる
では、次に『甘えさせる』ですが…
お互い信頼しあっていることが絶対条件です。
子どもが親の愛情を確かめたいなどの要求に答えるのが「甘えさせる」です。
子どもは、愛情を感じ人間関係で信頼を築けるようになってきます。つまり愛情を感じ取ることが成長に欠かせられない条件。
「最近の親は甘やかしすぎ」と聞いて厳しくしつけする人も多いですよね。
「甘やかし」は子どものわがままを助長するだけなので良くありませんが、「甘えさせる」は子どもの情緒に答えるもの。子どもの成長では大切な要素です。
上手く甘えれなかった子は…
甘えたいときに甘えさせてもらえなかった場合は、子どもの不満やイラ立ちが募ります。大きくなるにつれ、「自分は不要な人間だ」とネガディブにとらえてしまうことも‥。
しっかり『甘えさす』ことが子育てでは大事です。
甘えん坊の男の子はどっち?
「甘やかす」と「甘えさす」の違いは、先程伝えました。
では果たして甘えん坊の男の子は甘やかした結果?それとも甘えさした結果?どちらでしょうか?
私が考える甘えん坊は…
子どもの情緒に対しての行動が多いと思います。だから、「甘えさせる」なんですが、一概にそうとも言い切れません。
この甘えん坊は厄介で、上手におねだりしてきます。
このおねだりに答えていると、「甘やかす」の原因になるので注意が必要です。
男の子はいつまでたってもママが大好きで甘えたがり。ただ、個人差が大きく女の子でも甘えん坊の子います。しっかり子どもの行動を観察し、情緒面にしっかり対応してくださいね。
叱った後のフォローも大事!
イヤイヤ期の子どもは何でも自分でしたい気持ちが強くなり、自立の一歩を踏み出しています。
そんなときでも甘えたい気持ちもあり、できることでもやってほしいと甘えてくることがあります。
赤ちゃん返りも子どもの情緒に答えるチャンスです。
子どもなりに甘えたいという気持ちが赤ちゃん返りという態度になっているだけ。
「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんなんだからできるでしょ?」など怒っていませんか?
子どものためを思って、怒ってしまいがち。子どもにとっては怒られたとしか感じとれません。叱るは愛情があるからこその表現ですが、子どもには孤独や愛情不足と思ってしまいます。
叱ったあとの子どもの態度はどうですか?
怒られた内容を直そうと頑張っている姿をみたら「ちゃんとできたね。」など褒めてあげると次第にわかってきます。
褒めるという行為は、子どもが愛情を感じ取りやすい方法です。怒ったあとはしっかりフォローしてくださいね。
▶関連:怒鳴るのはなぜダメなの?2歳の子供の正しい「叱り方」とは?
どこまで甘やかしていいの?
子どもが甘えてきているからといって、全て甘えさせていい訳ではありません。
甘えさせ過ぎは返ってわがままにさせてしまうだけ。甘えさせるときの(親の)決まりごとを決めて関わることが大切です。
子どもが自立できるように関わろう!
次の行動でどれが甘やかし?
- スープを食べるとき、こぼしたら面倒と思って食べさせてしまう
- 自分で着替えようとしているのを手伝う
- 電車の中で騒ぎ出してスマホを持たせる
全ての行動が、甘やかしの行動です。
子どもが「熱いからスープ食べさせて」や「ボタン留めて」とお願いをして、やってあげたときは甘やかしではなくなります。一線が難しいですよね。
子どもにスマホを持たせることは、賛否両論あると思います。
私個人の意見としては、甘やかす原因だと思う。でも、騒いでどうしようもないときには仕方のない行動ですよね。だから、極力は渡さないのが◎。
グッと堪える
何でも先回りに関わってしまうと子どもの自立をジャマすることになります。
温かく見守り手伝いを要求されたときに、すぐに対応することが甘やかしすぎないコツです。
ちなみに、子どもが『家に帰る』のをイヤがっているなら、次の記事を参考にしてみてください↓