2歳の子供がぽっちゃり体型かも?「デブ」にさせないダイエット法
「あれ‥?」よくみたら他の子よりぽっちゃりしてる?「子どもは成長時期だから多少はぽっちゃりでも大丈夫よね‥。」なんて思っていませんか?
ぽっちゃりをほっといては手遅れになることも。何もせずにいるとあっという間に『デブ』になってしまいます。『デブ』つまり子ども肥満は、数年前から増え続けていて深刻化しています。肥満になることで糖尿病や高血圧・高脂血症など生活習慣病になってしまうことも。子どもなのに成人が抱える病気で苦しめられてしまうの可哀想。子どものうちから病気にさせないためにも早めに気づき対処していきましょう。看護師の視点も踏まえ詳しく紹介していきます。
子どもの肥満は体質と大人の責任
1歳前後までのぽっちゃり体型は、歩行が上手になるにつれ解消されていきます。しかし、1〜3歳ごろまでのぽっちゃり体型は肥満につながる危険があると知っていますか?
子どもの肥満の原因は主に2つ。
- 体質
- 遺伝
遺伝の多くは『生活習慣』が大きく影響しています。3歳ごろには生活習慣は安定します。そのままの生活しているとぽっちゃりが気づくと『デブ』へとつながると大変です。
ダイエットでよくある「明日から〜」というセリフ。大人であれば自己責任。子供にとっては将来に影響が出てきます。
早めに対策することで予防できるので、しっかりと現状を受け止めることがポイントです。
子どもの肥満原因は5つ!
- 欧米化した食事
- ジュースの与えすぎ
- お菓子の食べ過ぎ
- 運動不足
- 生活リズムの乱れ
運動量に比べ食事量が増えすぎたことで、肥満になってしまうのは周知のこと。では、どうしてそうなるとわかっているのにやめれないのでしょうか‥?
お菓子やごはんなど不自由なく食べ物を与えられている環境が原因のひとつ。
幼児自身が食べ物をセーブすることは不可能です。
反対に食べ物をほしがり、与えすぎていても断れない親子関係(祖父母と孫)が原因となっていることもあります。
子どもを「甘やかし」していませんか?詳しくは、次の記事も参考にしてください↓
▶関連:イヤイヤ期の男の子が甘えん坊で困る!甘やかし子育てを改善
また、ファーストフードなどのジャンクフードは手軽さ安さ美味しさと三拍子揃っています。ただ高カロリーと知っていても、子連れで利用しやすいので行ってしまう方も多いですよね。
「行かないで」とまではいいませんが、せめて月1〜2回程度に抑えることも大事かもしれませんね。
『生活リズムの乱れ』は、朝食を抜く&夕食の時間が遅いだけでも影響します。生活リズムが乱れると代謝が落ちる原因に。
代謝が落ちる=消費カロリーが少なることです。大人のリズムに合わせるのではなく、子どもの生活リズムに合わせることも重要ですね。
代謝だけじゃない!糖尿病のリスクもある
朝食を抜くと、昼食時の血糖値が急上昇します。急上昇した血糖値を下げようとインスリンを出し頑張ります。それが続くとインスリンを出している膵臓に負担がかかり、「もう頑張れない」と膵臓がなると糖尿病になってしまいます。
しっかり3食食べることが大事ですね。
『子どもの朝ごはんの準備』に困ったことがあるなら、次の記事も参考にして下さい↓
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あれ?と思ったらまずはチェックしてみよう!
「最近ぽっちゃりしてきているかも‥」と思っていたら、肥満かどうか判断できる方法があります。BMI(肥満指数)という言葉聞いたことありませんか?
BMIは大人の肥満度を評価するもの。子どもは成長段階なのでBMIでは評価できません。カウプ指数が乳幼児(満3ヶ月〜就学前まで)の肥満度を評価します。年齢により標準指数が調整されてるのが特徴です。
子どもが肥満かどうかは、カウプ指数で計算しよう
計算方法
体重(kg)÷身長(㎝)2×104
正常値
- 3ヶ月〜:16〜18
- 1歳:15.5〜17.5
- 1歳〜2歳:15〜17
- 2歳〜5歳:14.5〜16.5
正常値より少ないとやせ気味、多いと肥満と判断されます。
計算してみよう
体重13kg、身長84㎝の2歳2ヶ月の子どもで計算してみます。
『カウプ指数』は18.42となります。正常値が16.5までなので、肥満となります。
自分で計算はめんどくさいという方は、『カウプ指数 計算』で検索してみてください。体重と身長を入力するだけで計算してくれて便利ですよ。
デブを認めることが、次のステップに!親子で乗り切ろう
幼児のぽっちゃりやデブ体型を直すにはどうしたらよいのでしょうか。
幼児は、大人のように食事制限や運動などのダイエットを自主的にできません。周りの大人が気をつけてあげることが大切。
大人がダイエットするとき、一時的に体重を落とそうとする人が大半だと思います。それは返ってリバンドする危険があります。長期的に体重コントロールすることがリバンドせずにダイエットできるコツです。
ただ、成長期の子どもに過度なダイエットは成長の妨げになってしまうので、食事制限は注意です。
だから、食事ではなく代謝をあげるために、『生活習慣を見直すこと』。
改善できることは、この2つ。
- 寝る&起きる時間
- 遊ぶ時間&場所
寝る時間が遅いとホルモンの分泌が悪くなり代謝が悪くなります。遅くとも夜9時までには寝る習慣をつけるようにしてみましょう。
朝起きる時間も遅くなるとそれだけ活動時間が減る原因に。そのことが生活リズムを乱してしまうので、休みの日でも同じ時間に起きることも心がけてくださいね。
家遊びだけでなく、なるべく一日一回は外で遊んだり・散歩するように気をつけるだけでも効果があります。遊びに連れて行けないようであれば、お手伝いしてもらったりでもOK。
食事内容で気をつけれること
食事に関してはいろんな方法がありますが、無理なくできることをしていきましょう。簡単にできるおすすめの方法は、
- 間食を果物に変える
- ジュースは飲まさず、お茶や牛乳に変える
毎日のことなので、これだけでも効果あったりします。
おすすめ方法以外には、ジャンクフードは週一回など気をつけてあげるだけでも構いません。親子で無理なくできる方法を見つけていき、少しずつぽっちゃりが解消されればよいですね。
『子どもが寝てくれない』なら、次の記事も参考にしてみてくださいね↓
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